閑話休題~コミュニケーションとインフォメーション

『コミュニケーション』が様々なシーンで重要視されています。
広告、PR、メディア、マーケティング、地域社会、ネットコミュニティ……など、コミュニケーションが必要とされています。

対して、一昔前に流行ったのが『情報(インフォメーション)』です。IT(インフォメーション・テクノロジー)や個人情報保護、情報産業……など。インフォメーションとコミュニケーションにはどのような性質があるのか確認してみましょう。

[インフォメーションとは?]
インフォメーション(情報)に必要とされるのは、数値、価格、方法、会社概要など主観の入らない客観的なデータです。相手の求めに応じて、正確な情報が必要とされるものです。インフォメーションの成立には、必ずしも相手を必要としません。

[コミュニケーションとは?]
インフォメーションに対してコミュニケーションは、主観的な思いや感情、双方向のやりとりなどといった意味合いがあり、相手が存在して始めて成立するものです。こちらからの情報(インフォメーション)に対して、相手が理解し、何か行動を起こすことによってコミュニケーションが成立します。

10年前は『IT社会』と呼ばれましたが、今ではコミュニケーションの”C”を加えて、『ICT社会』と呼ばれることが多くなりました。コミュニケーションが重要視されている社会風潮を反映したものだと思います。コミュニケーション能力を磨くことはこれからのビジネスパーソンに必須とされるのではないでしょうか。